【ひ行】
規格・寸法
- ピッチ
-
ねじ山のヤマとヤマとの間隔のことをいいます。ねじの呼び径によってピッチは規定されています。同じ呼び径のものでも細目や極細目などピッチのことなるものがあります。
材質・組成
- ピーク(ポリエーテルエーテルケトン)
-
耐熱水性に優れ、200~260°Cのスチーム中で連続使用可能。短時間であれば300℃に耐え、プラスチックの中では最高の耐熱水性を有しています。耐薬品性にも非常に優れ、高温下での耐酸・耐アルカリ性に極めて優れています。PEEKを溶解する唯一の汎用化学品は濃硫酸だけ。連続使用温度は260°Cと高いが、ガラス転移点は143°Cと低いため、高負荷で高温下の使用には注意が必要です。
・高い難燃性と燃焼時における煙、有毒ガスの発生が非常に少ない樹脂です。
エンプラの中でも最高レベルの耐薬品性を有し、PEEKを溶解する唯一の汎用化学品は濃硫酸だけ。また、耐熱性、耐摩耗性、難燃性、耐加水分解性にも優れる。
強度
- 疲労破壊
-
締付後にボルトが繰り返し荷重(主に引張)を受ける場合、荷重全体の大きさは弾性限度内であっても、破壊する場合があります。この場合、疲労破壊である可能性が高く至る過程は以下のような事が原因になります。(ボルト破断において、最も多い要因)
①繰り返し荷重がかかる。
②表面の一部又は、複雑の箇所に微細な亀裂が発生
③微細な亀裂が荷重の繰り返しにより徐々に進行
④つながって残っている部分の断面積が、荷重に耐えられなくなり破断
【ふ行】
製品評価
- 複合サイクル試験
-
促進腐食試験の1つになります。塩水噴霧→乾燥→湿潤を1サイクルとし、それを繰り返し行います。実際に使用される環境に近い試験と言われています。近年耐食性の評価方法として用いられるケースが多くなってきています。
【へ行】
表面処理
- ベーキング処理
-
焼き入れした鋼は表面があれて、めっきの浴液中の水素を吸収しやすくなっています。水素を吸収すると水素脆性を起こし、鋼の脆化が起こります。それを回避するため、めっきの途中段階で180℃~200℃の炉の中で4~8時間加熱処理を行い水素を追い出す処理を行います。これをベーキング処理といいます。
関連ワード:水素脆性
【ほ行】
材質・組成
- POM(ポリアセタール)
-
POMは、化学名であるポリオキシメチレン(polyoxymethylene)の省略した呼称ですが一般的にはポリアセタール、アセタール樹脂(acetal resin)と呼んでおり、主として(-CH2O-)の構造単位からなる結晶性の熱可塑性樹脂です。
バランスのとれた機械的性質を有し、かつ優れた耐疲労性・耐クリープ性・摩擦摩耗特性・耐薬品性を備えています。歯車やねじ、軸受けなどの機械要素部品に使用されています。
材質・組成
- PC(ポリカーボネード)
-
抜群の耐衝撃性が有り、機械的特性、電気的特性などをバランスよく備え、かつ透明で自己消化性を示す樹脂です。その反面、薬品耐久性はあまりよいとは言えない。特にアルカリ剤、溶剤では劣化する。接着剤などの使用ができないなどの欠点がある。CDやDVDディスク・屋根用の樹脂板・新幹線の窓などに使用されている。
材質・組成
- PP(ポリプロピレン)
-
比重が0.9と汎用プラスチック中最も軽く、耐薬品性・耐加水分解性・電気的特性にも優れる樹脂。ポリエチレンに似ているが、ポリエチレンよりも硬質であり110℃程度の温度に耐える。硬質でありながら折り曲げ性に優れ繰り返しの曲げにも強い。
材質・組成
- PPS(ポリフェニレンサルファイド)
-
ベンゼンと硫黄から成る簡単な化学構造を持った結晶性の耐熱性樹脂です。融点が約280℃という高い耐熱性、優れた耐薬品性と共に難燃剤を添加せずに自己消火性を保有しています。高温度雰囲気中で長時間使用しても物性劣化はほとんどありません。また、機械的特性、電気的特性、および寸法安定性にも優れています。
材質・組成
- PA6 PA66(ポリアミド=ナイロン)
-
強靭な材料で摩擦係数が小さく、しかも耐摩耗性で、自己潤滑性に優れている。耐油性、耐薬品性もよいので機械材料に最適な材料でありますが、吸湿性が高いので、設計上配慮しなければならないという問題点もある。
▼ネジやアンカーが必要な方はコチラをクリック!▼