強度
- 疲労破壊
-
締付後にボルトが繰り返し荷重(主に引張)を受ける場合、荷重全体の大きさは弾性限度内であっても、破壊する場合があります。この場合、疲労破壊である可能性が高く至る過程は以下のような事が原因になります。(ボルト破断において、最も多い要因)
①繰り返し荷重がかかる。
②表面の一部又は、複雑の箇所に微細な亀裂が発生
③微細な亀裂が荷重の繰り返しにより徐々に進行
④つながって残っている部分の断面積が、荷重に耐えられなくなり破断
強度
- せん断応力
-
ボルトなどにせん断力が作用するときに生じる応力です。断面に沿って接線方向に生じるので接線応力ともいいます。一般に軸力のせん断強度は、引張強さのおよそ60%です。
強度
- トルク
-
廻す力【トルク】は、加える力P(Kgf)が大きいほど、又、スパナなどの回す工具が長い(Acm)(回す対象より離れている)ほど大きくなります。トルク=P(Kgf)×A(cm)になります。従ってトルクの単位はKgfcmとなり、fはフォースと言い、純粋な力(重さ)だけではない事を表しています。近年では、N(ニュートン)cmで表します。
1kgf=9.80665N
おおよそなら、KgfをNに変換する時は10倍(×10)1N=0.101972Kgf
おおよそなら、NをKgfに変換する時は1/10(÷10)
▼ネジやアンカーが必要な方はコチラをクリック!▼