ねじに関する用語集です。ねじに関する用語をあいうえお順やアルファベット順、数字順に確認する事ができます。
【か行】
製品評価
- 化学物質等安全性データシート
- →MSDS
規格・寸法
- カムアウト
- 十字穴のねじを締めつける時に、ドライバーを回転させると十字穴から抜けていまい十字穴を壊してしまうというのは良くあることです。この抜けてしまう状況をカムアウトといいます。十分に十字穴に対してドライバーが押し付けられていない状態で起こります。ねじの十字穴は金型で成形を行いますので、その金型が抜けるようにテーパーがかかっています。そのため、もともと力を加えないで回すと抜ける構造になっているのです。
材質・組成
- かじり
- ステンレスねじを締めた時に、固着して動かなくなってしまうことがあります。これを、【かじり】【焼き付き】といいます。ステンレスは、熱の伝導率が低く熱をため込む性質があるうえ、膨張率の大きい金属です。そのため、ねじを締め付けていくと、摩擦により起きた熱をため込み膨張し、めねじとの間で固着してしまうのです。これを回避するために、M6サイズ以上のナットには、かじり防止のコート剤が塗布されています。代表的なコート剤として丸ヱム製作所さんのMコートがあります。
【き行】
製品評価
- キャス試験
- キャス(CASS)試験とは、中性塩水噴霧試験と同様に促進腐食試験の1つになります。中性塩水噴霧試験との違いとしては、装置内の温度が高くなっており、塩水の他に酢酸等も入っているため、より腐食が促進される事になります。アルミ成型品・ニッケル-クローム系めっき品の試験に適用されております。
【く行】
製品評価
- 食い付きゲージ・食い付き試験方法
- 食い付き試験とは十字穴など、ねじのリセスを評価するためのものです。一般的に、ねじの十字穴はドライバーに付けた時にキッチリはまって、なかなか取れない状態の方が締めやすいし取扱いがしやすいはずです。細かなねじを、締めるときにドライバーからポロポロはずれてイライラしたことはありませんか?。それを防ぐために評価する試験です。この試験に使用するグッズが食い付きゲージです。これに嵌めて、垂直にした状態で十字穴から外れなければOKです。長さによって重さも変わり不利になりますので、長さがねじ太さの7倍以上のものは適応しません。JISにも規定されているものですが、ゲージのメーカーによって、また同じメーカーのゲージであっても良好のものと、そうでないものがあるようです・・・。弊社でも試験を行っていますがバラつきがあるのは事実です。
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