【さ行】
表面処理
- 三価クロメートめっき
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ユニクロめっき・クロメートめっきなどの電気亜鉛めっきに施される有色クロメート層には六価クロムが含まれています。六価クロムは、RoHS指令の有害物質に指定されており、これを回避するために三価クロムに置き換えたものが三価クロメートめっきです。六価クロムのめっきには自己修復性がありますが、三価のものにはありません。
関連ワード:めっきの自己修復性
【し行】
表面処理
- 自己修復性
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めっきには、自己修復性を有するものがあります。普通、鉄の表面に表面処理を行った場合、表面に傷がついてしまうとそこから錆びが発生します。ですが、自己修復性のあるめっきであると、欠損した部分に、ほかの部分から保護成分が流入して修復を行う作用があります。これにより、ねじを締めた時の小さな傷などに対して強くなります。
【す行】
表面処理
- 水素脆性
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炭素含有量の多い鋼が、酸化処理やめっきにかける際に、浴中に発生する水素を吸収し化学反応を起こし脆くなってしまう現象です。水素脆性を起こした鋼は、延性・靱性が欠落し破壊の原因となります。
関連ワード:遅れ破壊
関連ワード:ベーキング処理
材質・組成
- ステンレスSUSXm7
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ヘッター加工用のステンレス鋼です。SUS304は加工によって硬化し、割れや欠けが発生する事もありますが、XM7はやわらかいCu(銅)を添加していますので、加工硬化性を抑え、冷間加工しやすいステンレス鋼になります。耐食性・強度はSUS304と同等です。
SUS304≒Fe74%+Cr18%+Ni18%
SUSXM7≒Fe70%+Cr18%+Ni9%+Cu3%
【せ行】
規格・寸法
- セレート
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代表的には、フランジナットの裏面についている、鱗状の突起のことです。フランジナットは座面が大きくフランジ部分の弾性で緩み止め効果もありますが、それに加えセレートにより戻り回転を防止する効果があります。フランジナットは、セレート付きが一般的ですが、母材を傷つけないためにセレート無しもあります。
強度
- せん断応力
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ボルトなどにせん断力が作用するときに生じる応力です。断面に沿って接線方向に生じるので接線応力ともいいます。一般に軸力のせん断強度は、引張強さのおよそ60%です。
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