メッキ類
- 1.ユニクロメッキ
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電気亜鉛メッキの上に、光沢クロメート処理を行ったもの。処理液などの要因によりシルバーから青みがかった色味となる。塩水噴霧では、白錆発生まで24時間程度。六価クロムが含まれるためRoHS指令には不対応。
- 2.クロメートメッキ
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電気亜鉛メッキの上に、有色クロメート処理を行ったもの。やや緑がかった黄色から金色系の色となる。塩水噴霧では、白錆発生まで48時間程度。建築系の金具・ボルトに使用されることが多い。六価クロムが含まれるためRoHS指令には不対応。
- 3.黒亜鉛メッキ(亜鉛黒・黒色クロメート)
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電気亜鉛メッキの上に、硝酸銀などを含んだ液でクロメート処理を行ったもの。黒色にはなるが主に銀が化学反応をして色がでるため、形状により反応の差が生じる。膜厚は厚い部類であるが耐食性は他のクロメート処理と同程度。
- 4.三価クロメートメッキ
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ユニクロメッキ・クロメートメッキ・黒亜鉛メッキ等のクロメート処理を行うメッキは六価クロムが含まれている。これをRoHS対応のために三価クロムに置き換えたもの。六価では発揮される自己修復性がない。耐食性はユニクロメッキ同等。
- 5.三価黒色クロメートメッキ
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ユニクロメッキ・クロメートメッキ・黒亜鉛メッキ等のクロメート処理を行うメッキは六価クロムが含まれている。これをRoHS対応のために三価クロムに置き換えたもの。六価では発揮される自己修復性がない。耐食性は黒亜鉛メッキ同等。
- 6.ブロンズメッキ
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一般的にGBメッキと呼ばれるもの。下地に銅メッキをはり、特殊な薬品に漬けて表面を薄く黒く染め、研磨したもの。
- 7.ニッケルメッキ
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装飾用に用いられる光沢をもつキレイなメッキ。鉄との密着を高めるために下地に銅メッキを付けることが多い。耐食性は、亜鉛メッキ+クロメート処理よりも明らかに低く、メッキ自体にピンホールがあるために2重に(ダブルニッケル)される事が多い。
- 8.黒ニッケルメッキ
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ニッケルメッキの上に、黒色の亜鉛-ニッケルの合金メッキを薄くつけ、変色防止のためにニス付けを行ったもの。耐食性はニッケルメッキと同程度。
- 9.無電解ニッケルメッキ
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通常のニッケルメッキでは、電流や形状の関係で膜厚の安定しない場合があるが、無電解ニッケルは、ニッケルと燐の合金を溶液中で還元させて表面に析出させるためにムラがなく処理できる。電流の通らない樹脂にも処理ができる。
- 10.スズコバルトメッキ(代替えクローム)
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スズとコバルトの合金メッキ。スズコバと略される事もある。クロームメッキをやや青みがからせた色あい。つきまわりが良くガラでの量産も可能なため、クロームメッキの代替えとして使用されることも多い。耐食性はクロームメッキよりもやや落ちる。
- 11.クロームメッキ
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ニッケルメッキの上にクローム層をほどこしたもの。シルバーに美しく輝き装飾性が高いメッキ。表面はクロームの金属層になるので大気中ではほとんど変色しない。硬度が高く・耐摩耗性も良好。金具等にメッキの場合は、傷防止のため吊りメッキで行う。
- 12.バフクロームメッキ
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クロームメッキの前に素地にバフ研磨をかけて、表面を滑らかにしてから処理したもの。通常のクロームメッキよりも光沢・美観性に優れる。
- 13.黒クロームメッキ
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ニッケルメッキの上に黒色のクローム層をほどこしたもの。ガラメッキ(バレル)では、処理できないため吊りメッキで施される。1個ずつ冶具にかけてメッキするため、コストは高いが美しい黒に仕上がる。
- 14.銅メッキ
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銅特有の赤みを生かして装飾用として使用されることもあるが、変色しやすいため、最上層メッキよりも下層メッキとして使用される場合が多い。密着性に優れ、均一につくので亜鉛合金・鉄など幅広く下地として使用される。
- 15.真鍮メッキ
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下地はニッケルメッキ、その上に銅と亜鉛の合金である真鍮をメッキしたもの。色合いが金に近く、代金メッキと呼ばれる事もある。装飾用として使用されている。
- 16.代用金メッキ
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下地にニッケルメッキ、その上に銅と亜鉛の合金を貼ったもの。この合金は真鍮に比べ、銅の比率が高い。真鍮メッキと同様の処理だが、色合いがより金に近く仕上がる。
- 17.本金メッキ
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下地にニッケルメッキ、その上に金を貼ったメッキ。耐食性に優れており、装飾品や電子部品など幅広く使用されている。
- 18.スズメッキ
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大気中の安定性が高く、銀白色の光沢面が得られるので装飾用として使用される。また、人体への毒性が他の金属と比較して低いので缶詰の内側などに使用される。ブリキ板は、鋼板にスズメッキを施したもの。
- 19.ドブメッキ
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溶融した亜鉛浴内に漬けるメッキ。溶融亜鉛メッキ、天ぷらメッキとも呼ばれる。耐食性に優れるが、メッキが非常に厚い為、雌ねじに施す場合は、ねじ山がつぶれるのでオーバータップが必要。
- 20.ラスパート
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金属亜鉛層、化成皮膜層、表面焼成層の三層からなる高耐食表面処理。耐食性が良い為、屋外の使用に適している。六価クロムを含有している為、RoHS指令非対応。ノンクロムのものもあり、そちらはRoHS指令対応。ラスパートは日本ラスパート社の登録商標。
- 21.ダクロタイズド
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被処理物を処理液(ダクロディップ)に浸漬し、300度の炉で加熱する表面処理。アルミとの電蝕を抑制する効果がある。また、工程に酸処理を含まない為、水素脆性による遅れ破壊の危険が無い。六価クロムを含有している為、RoHS指令非対応。
- 22.DISGO(ディスゴ)
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クロムフリーの高耐食表面処理。燐片状亜鉛を主成分とするベース塗料、有機(エポキシ)または無機(珪酸塩)の樹脂を主成分とするトップ塗料の二層からなる。RoHS指令対応品。
- 23.ジオメット
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金属フレークが層状に重なり、ケイ素無機バインダーにより結合されている高耐食表面処理。ダクロタイズドが六価クロムを含有しているのに対し、ジオメットは六価クロムを含有していない。RoHS指令対応品。
- 24.ラフレ
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亜鉛、錫、アルミニウムの3種類の金属を含有する無機系被膜。高耐食で、水素脆性の危険も無い。RoHS指令対応品。
- 25.パーカー処理
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リン酸塩被膜を生成させる処理の事を総称して呼ばれる。リン酸塩被膜処理とはリン酸塩の溶液を使用し、金属の表面に被膜を発生させる化成処理。塗装の前処理に使われることが多い。
ステンレス表面処理
- 1.ブラック(SSブラック)
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通常、黒染め処理が難しいとされるステンレスに用いるアルカリ性黒染め処理。耐食性、密着性、均一性に優れる。BKめっきとも。SSブラックはサカモト工業株式会社の登録商標。
- 2.GB(ブロンズ)
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ステンレスは熱を加えると変色する。この性質を利用し、着色する処理。加える熱の温度、時間によって色合いが変わる。
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