2020年11月2日号の金属産業新聞に「ドリルビス情報サイト開設 簡単に“マニア並み”の知識を」という見出しで記事が掲載されました!
以下掲載記事原文
㈱大里(埼玉県さいたま市、西川佳典社長)は10月末、同社ECサイト「ねじナビ。」内にドリルビス専門ページ「ドリビスマニア」を立ち上げた。
同社は以前よりEC事業に注力してきたが、新型コロナウイルス感染症拡大に伴うEC需要の高まりを受け、事業のさらなる強化を図るべく、今回の立ち上げに至った。
同ページ最大の特長は特定の製品群に特化した深度の深い情報・コンテンツを提供するニッチトップ戦略にある。今回「ドリルビス」を取り上げた背景には、同製品を取り巻く特異な市場環境があるという。
同社では「ドリルビス」の名で扱う同製品群であるが「ドリルねじ」「ドリルスクリュー」「ピアス」「テクス」など、メーカーや商社によってその呼称が異なる。また、同一サイズであっても適応する鉄板の厚みが違うなど、メーカーによって規格や性能は様々で、使用場面ごとに適切な選定を行うには幅広い知識と経験が必要とされる。
そうした選定の難しさにも関わらず、これまでECサイト上で掲載される情報は、各メーカーの資料に基づいた基本仕様のみで、選定基準として十分とは言えなかった。
「ドリビスマニア」では、製品の材質・形状・用途はもちろんのこと、メーカーごとの特徴や使用上の注意点、実際の施工事例など多岐に渡る「マニアック」な情報を網羅し、それらを基に比較・検討してもらうことで、現場での適切な製品選定を促していく。
西川社長は次のように話す。
―メーカーはいい製品を作ろうと努力しているし、販売側も価格抑制や安定供給に尽力している。しかし、どんなにいい製品を安く提供しても、その場に応じた適切な選定がなされなければ、現場の効率も満足度も上がらない。「選んでもらう」ためには、正確な情報に誰でも簡単にアクセスできる環境を作ることが重要だ。
ドリルビスに限らず、ねじ業界には細かくわかりづらいものが多い。反面、インターネットで手に入る情報は限定的で、複数のサイトを渡り歩かなければならない場面も多い。この状況を打破すべく当社では「このサイトに行けば一発でねじの選定ができる」と言っていただけるようなECサイトの構築を目指し、今後も「マニアック」な情報の発信に力を入れていきたい―。
ねじナビ。…https://www.neji-navi.com
ドリビスマニア…https://www.neji-navi.com/dorivis_mania