下穴なしで鋼板に穴あけ、タップ、ねじ締めができるとても便利なねじですが、正しい使い方をしないと、頭飛びや破断の原因となります。正しい使い方をマスターして安全に使用するようにしたいですね。
ドリルビスの正しい使い方、誤った使い方
①鋼板と鋼板の間にボード類を挟む場合
【正しい使い方】
半ねじタイプを使用する。
ドリル部の肩が下地材を突き抜ける時に、ねじ山の切られた部分が、上部鋼板にかかっていないことがポイントです。
【間違った使用方法】
ねじ部先端のドリル部が下地鋼板をドリリング中に、ねじ山の切られた部分が、上部鋼板にかかっていると、取付部材が浮き上がったり、ドリル部が破損したりします。
②ボード類や木質材を下地鋼板に取り付ける場合
【正しい使い方】
リーマ付きタイプを使用する。
リーマでねじ外径より大きなバカ穴をあけるため、下地鋼板のドリリング中でも取付部材(ボード類や木質材)にねじ山がかからないため、取付部材の浮き上がりを防止します。
【誤った使い方】
下地鋼板への穴あけ時、ボードにねじがかかっているためボードが浮き上る。(ドリリングとタッピングが同時にかかると駄目)